Dunki

 人口減少が続く日本では、人手不足解消のために移民の受け入れを緩和しつつある。だが、移民の流入によって日本が日本でなくなってしまうことへの恐怖感も次第に募りつつある。日本人にとって移民問題とは、日本に移民を受け入れるか否...

Dhak Dhak

 かつてインドでは、バイク(自動二輪車)は四輪車を買えない人が買う生活の足であった。よって、排気量が125cc前後の、燃費のいいバイクが人気だった。また、都市ガスが普及していなかったため、ガスシリンダーなどを載せて運ぶ需...

Blurr

 2022年12月9日からZee5で配信開始された「Blurr(ぼやけ)」は、視覚を意識した映像表現やカメラワークが斬新なサイコスリラー映画である。スペイン映画「Julia’s Eyes」(2010年)の公式...

Tadka…

 「The Lunchbox」(2013年/邦題:めぐり逢わせのお弁当)は、初老の男やもめと夫の愛情に飢えた人妻の間の、大人のロマンス映画で、日本でも好評を博した。ただ、この映画の最後では、主人公の二人がくっ付いたのかど...

Dobaaraa

 現代の科学ではまだタイムマシンなどの時を移動する技術は確立されておらず、時間は不可逆的なものとして扱われている。だが、もし過去に戻って変更を加えることができるならば、それが現在もしくは未来にどんな影響を与えるのかは、古...

Shabaash Mithu

 21世紀に入り、ヒンディー語映画界ではスポーツ映画がジャンルとして完全に確立した。中でも目立つのが、女性スポーツを主題にした映画だ。インドにおいてスポーツは女性がするものではないという強い偏見があり、男子スポーツに比べ...

Looop Lapeta

 短時間で大金を手に入れなくてはならなくった恋人を救うために主人公の女性ローラがベルリンの街を走り回り、失敗したらまたやり直しをするという実験的なドイツ映画「ラン・ローラ・ラン」(1999年)は、なぜかヒンディー語映画界...

Rashmi Rocket

 2001年の「Lagaan」以降、ヒンディー語映画界ではスポーツがジャンルとして確立し、クリケットのみならず、多くの競技が映画の題材になって来た。その中でも陸上競技は意外によく映画化されているジャンルで、今まで「Paa...

Annabelle Rathore

 2010年代に台頭した女優の一人にタープスィー・パンヌーがいる。ヒンディー語映画デビューは2013年で、「Baby」(2015年)、「Pink」(2016年)、「Manmarziyaan」(2018年)、「Thappa...

Haseen Dillruba

 一昔前までは、ヒンディー語映画と言えばムンバイーを舞台にした映画が大半を占めていた。だが、北インドから多くの監督がムンバイーに流入した影響もあってか、21世紀には、北インドの都市が舞台のヒンディー語映画が徐々に増えて来...

Thappad

 米国でセクシャルハラスメントや性的暴行を告発する「#MeToo」運動が吹き荒れたのは2017年のことだったが、インドでも遅ればせながら2018年に「#MeToo」運動が盛り上がり、ヒンディー語映画界においてもセクハラを...

Saand Ki Aankh

 女性スポーツ選手の映画は、21世紀のヒンディー語映画界のひとつのトレンドと言っていいだろう。「Chak De! India」(2007年)、「Dil Bole Hadippa!」(2009年)、「Mary Kom」(2...