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 今でこそインドで一番人気のスポーツはクリケットだが、実は最初からそうではなかった。インドを代表するスポーツは英領時代から独立後まで長らくホッケーであり、インド代表は国際試合の常勝国だった。血を分けた兄弟国であるパーキス...

Time to Dance

 1990年代にデビューしたアイシュワリヤー・ラーイの次にヒンディー語映画界のトップヒロイン女優の座に着いたのはカトリーナ・カイフだった。デビュー当初は全くヒンディー語ができなかったため、すぐに消えると思われていたが、2...

Comedy Couple

 2020年10月21日からZee5で配信開始された「Comedy Couple」は、スタンドアップ・コメディアンをするカップルを主人公にした、心温まるコメディー映画である。

Race 3

 21世紀に入り、ヒンディー語映画界に続編を作る習慣が根付いて以来、いくつものシリーズ物映画が作られて来た。その中でも「Race」シリーズは、観客を驚かせるいくつものどんでん返しが用意されたアクション映画が特徴である。今...

Dil Juunglee

 ださくて鈍臭い女の子のことをヒンディー語では「ベヘンジー」と言う。本来この言葉は「お姉さん」という意味だが、いけていない女の子に対して使われたとき、嘲笑を含む言葉になる。2010年代に入り、女性キャラがメインの映画が作...

Dishoom

 「Student of the Year」(2012年/邦題:スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!)でデビューし、現在のヒンディー語映画界を代表する若手スターとして活躍しているヴァルン・ダワンは、他の大...

Hawaa Hawaai

 印パの社会活動家、カイラーシュ・サティヤールティーとマラーラー・ユーサフザイーがノーベル平和賞を同時受賞した。この二人は共同で何かをしていた訳ではないが、この二人に共通するのは、教育問題のために戦って来たという点である...

Bombay Talkies

 2013年はインド映画100周年の年だった。インドで映画が作られ始めた時期についてはいくつかの見方があるものの、インド人監督とインド人スタッフによってインドの地で作られたストーリー映画を「インド映画」と定義することによ...

Mere Dad Ki Maruti

 インドの自動車市場は日本の自動車メーカー、スズキの独壇場である。スズキは日本では軽自動車メーカーとして知られ、トヨタやホンダなどと比べると小さな企業というイメージが強いが、インドでは押しも押されぬナンバー1だ。スズキの...

Mujhse Fraaandship Karoge

 ここ10年間ヒンディー語映画を観ていると、最新コミュニケーションツールを果敢に映画のストーリーに取り込んで来たと感じる。インドで携帯電話が爆発的に普及し始めた頃、「Company」(2002年)という映画が公開され、海...