Mumbai Saga

 ムンバイーの裏社会はヒンディー語映画が好んで取り上げるネタで、実話に基づく物語から完全なるフィクションまで、数多くの映画が作られている。実在の人物で、もっとも多く映画化されているのは、1970年代に台頭したマフィアのド...

Kaabil

 日本に比べてインドでは街角で盲人をよく見かける。道端に座って乞食をしている盲人もいれば、電話屋などの仕事をしている盲人もいる。そういうことも関係しているのか、ヒンディー語映画でも盲人がよく登場する。「Aankhen」(...

Jazbaa

 インド映画はプロデューサーの力が強く、監督や俳優が本当に自分の作りたい映画を作れるようになるのは、プロデューサーを兼業できるほど経済力が付いたときになる。元ミス・ワールドで、1990年代から2000年代のヒンディー語映...

Shootout at Wadala

 インドの警察用語に「エンカウンター(encounter)」がある。直訳すれば「遭遇」であるが、インドでは警察がギャングやテロリストを特に銃撃によって殺害することを言う。名目上は、犯罪者を逮捕しようとしたところ、武装して...

Pankh

 2010年4月2日公開の「Pankh(羽)」は、過去に男の子ながら女の子の役を演じ、一躍有名になった子役俳優が成長した後に抱える葛藤を描いたサイコスリラー映画である。

Acid Factory

 サンジャイ・グプターと言えば、ハードボイルドで男臭い映画を作ることで定評のある監督である。特にサンジャイ・ダットがお気に入りで、彼の渋い魅力を絞り出すことだけを目的にしたような映画が多い。2009年10月9日より公開さ...

Woodstock Villa

 今日は2008年5月30日公開のヒンディー語映画「Woodstock Villa」を観に行った。タイムス・オブ・インディア紙のレビューで3.5/5.0の評価を得ている上に、独特の作風で定評のあるホワイト・フェザー・フィ...

Dus Kahaniyaan

 「Darna Mana Hai」(2003年)以降、ヒンディー語映画界では数本の小話を1本にまとめたオムニバス形式の映画が作られるようになった。そのような映画で大成功を収めたものは今のところないのだが、しぶとく作られ続...

Shootout at Lokhandwala

 しばらく南インドにいて、デリーの暑さのことを忘れていたが、やはりデリーに戻って来ると、この暑さは南インドの暑さとは比べ物にならないことを実感する。空気が重さを持って体にぶつかってくるような感じだ。だが、既にデリーに住ん...

Zinda

 今日はPVRプリヤーで、2006年1月13日公開の新作ヒンディー語映画「Zinda」を観た。「Zinda」とは「生存」という意味。監督は「Musafir」(2004年)でサンジャイ・ダットを個性的なマフィアのドンに仕立...

Karam

 今日はPVRアヌパム4で、2005年3月11日より公開の新作ヒンディー語映画「Karam」を観た。今週の火曜日からパンジャーブ州モーハーリーでインド対パーキスターンのクリケットのテストマッチ(5日間に渡る試合)が行われ...

Musafir

 2004年12月10日から公開の新作ヒンディー語映画「Musafir」をPVRアヌパム4で観た。明日から旅行へ行くので、それに備えて目ぼしい映画は見ておこうと3日連続で映画館に通っている。来週からは今年最後の期待作と言...