Mimi

 インドでは代理母出産ビジネスが一大産業だった。2002年に合法化されて以来、特に子供のいない外国人夫婦が安価なインド人女性の子宮を求めてやって来ていた。2010年代には商業目的での代理母に段階的に制限が設けられ、現在で...

Ray

 「Pather Panchali」(1955年/邦題:大地のうた)で有名なサティヤジト・ラーイ(サタジット・レイ)は、アジアにおいて黒澤明と並び称される映画監督とされ、日本の映画愛好家たちからも一目置かれた存在だ。日本...

Ramprasad Ki Tehrvi

 「冠婚葬祭」という言葉があるが、これは「元服」「結婚」「葬式」など、人生の通過儀礼を示す。ヒンドゥー教においても「16サンスカール」という言葉があり、人生には16の通過儀礼があるとされる。これらの中で、インド映画が好ん...

Suraj Pe Mangal Bhari

 時代劇映画というと、中世や近世を時代背景とした映画を思い浮かべるが、とうとう1990年代も時代劇の対象となってしまった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う映画館閉鎖明けの2020年11月15日に劇場一般公開(定員50%)...

Article 15

 インドではカーストは廃止されておらず、カーストによる差別が禁止されている。それを定めたのがインド憲法第15条(Article 15)で、以下のように記されている。

Total Dhamaal

 ヒンディー語映画界においてコメディー映画を得意とする監督は複数いるが、インドラ・クマールはその一人だ。「Masti」(2004年)、「Grand Masti」(2013年)、「Great Grand Masti」(20...

Mulk

 21世紀の幕開けは9/11事件によって告げられ、世界はテロとの戦いの時代に突入した。その戦いにおいて、インドも無傷ではいられず、以降、テロリズムはヒンディー語映画界でも中心的な議題となった。もちろん、それ以前にもインド...

Veere Di Wedding

 2010年代のヒンディー語映画界の大きな特徴のひとつは、女性が主人公の映画が増えたことだ。女性が主人公と言うことは女優が主演の映画であり、しかも観客層は女性となる。かつては男優の添え物に過ぎなかった女優たちにとって、自...

Shaadi Mein Zaroor Aana

 インド映画の最大の関心事と言えば結婚であり、男女の結婚を巡るインド映画はこれまで数え切れないほど作られて来た。未だに結婚を主題とした映画が作られ続けること自体に驚きを禁じ得ないが、まだ新たな視点で結婚が語られることにも...

Judwaa 2

 ヒンディー語映画界で「コメディーの帝王」と呼ばれる監督の一人、デーヴィッド・ダワンは、コンスタントに良質のコメディー映画を送り出し続けている。2012年に息子のヴァルン・ダワンが俳優デビューを果たしてからは、彼が主演の...

Dil Dhadakne Do

 女性監督の台頭は、近年のヒンディー語映画界における明るいトピックのひとつだ。決して女性監督が過去に存在しなかった訳ではないが、娯楽・商業映画の路線で堂々と勝負する女性監督に乏しかった。その状況に一石を投じたのが「Om ...

Dedh Ishqiya

 映画には大きく分けてストーリー優位型とキャラクター優位型の2種類があると思うが、「Ishqiya」(2010年)は後者のタイプの映画だった。個性的なキャラが集い、勝手にストーリーを紡ぎ出したような作品で、登場人物同士の...