UPSC

 2000年問題以来、インドが国際的に「IT大国」のイメージを確立する中で、IT産業を支えるITエンジニアはインド人に人気の職業として日本のメディアに取り上げられることが多くなった。それに伴い、多数の優秀なITエンジニア...

ラギング

 インドの学園モノ映画を観ていると、しばしば上級生が新入生に対し理不尽な行動を取らせているシーンに出くわす。集められた新入生が先輩たちの命令により裸にさせられたり、芸をさせられたり、異性に告白をさせられたりする。これはイ...

アヨーディヤー問題

 2024年1月22日(月)、ウッタル・プラデーシュ州アヨーディヤー(Ayodhya)に建立中のラーム生誕地寺院(Sree Ram Janmabhoomi Temple)にて、ナレーンドラ・モーディー首相主宰の下、ラーム...

ラブ・ジハード

 「ジハード」というアラビア語の単語は、2001年の9/11事件以降、急速に世界中に広まった。日本語でもそのまま「ジハード」で通用するようになって久しいが、「聖戦」と訳されることも多い。世間の一般的な認識では、イスラーム...

油を売る、油を買う

 日本語には「油を売る」という慣用句がある。文字通りの意味で使われることは現代社会ではほとんどなく、「無駄なことをしてサボる」ような意味で使われることが大半だ。たとえば、遅刻して来た人に対して「どこで油を売ってたんだ?」...

कांड

 近年のヒンディー語映画を観ていて気になるワードが「कांड」だ。「काण्ड」とも書く。サンスクリット語読みなら「カーンダ」、ヒンディー語読みなら「カーンド」になる。

घंटा

 ヒンディー語の「घंटाガンター」という単語の第一義は「鐘」である。インドでも鐘が時間を知らせる役割を果たしていたことから、「鐘」という意味から派生して、時間の単位にもなっている。「1 घंटाエーク ガンター」といえ...

वाट लगना

 21世紀以降、特に若者の間で新たに使われるようになったヒンディー語の慣用句に「वाट लगनाワート ラグナー」がある。これは何か良くないことが起こったときに発せられるフレーズである。例えば「वाट लग गईワート ...

新型コロナウイルス

 2019年末から中国の武漢に端を発した未知のウイルス性感染症は、2020年に入って世界中に拡大した。このウイルス及び感染症は後に「COVID-19」と呼ばれるようになったが、日本では「新型コロナウイルス」「新型コロナウ...

タワーイフ

 中世から近世にかけての時代劇映画には「タワーイフ」と呼ばれる職業の女性が登場する。ヒンディー語で書くと「तवाइफ़タワーイフ」になる。時々「娼婦」「売春婦」などと訳されることもあるのだが実際には異なる。タワーイフは文学...

バガト・スィン

 インドは長らく英国の植民地になっていたものの、民族自決を信じる独立活動家(フリーダムファイター)たちが独立運動を行い。その結果、東西パーキスターンの分離という痛みは伴ったものの、1947年に独立を勝ち取った。子供たちは...

複合動詞の倒置

 ヒンディー語の文法で厄介な事項のひとつが複合動詞だ。動詞の語幹に別の動詞が結合し、意味に広がりや深みを出す。実際の会話の中で動詞が使われる際、単独での使用よりも複合動詞での使用が多いくらいで、ヒンディー語の文を理解する...