Issaq

 2013年7月26日公開の「Issaq」は、ウィリアム・シェークスピアの有名な戯曲「ロミオとジュリエット」を、ウッタル・プラデーシュ州の古都ヴァーラーナスィーに移し翻案した作品である。題名は「愛」という意味の「इश्क़...

Ramaiya Vastavaiya

 2013年のインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)で評判が良かった映画に「Ramaiya Vastavaiya」がある。2013年7月19日に公開されたヒンディー語映画だが、題名が「ラーマよ、来い...

D-Day

 1993年のボンベイ同時爆破事件の首謀者とされるダーウード・イブラーヒーム。ボンベイのアンダーワールドのドンで、ヒンディー語映画界にも多大な影響力を持っていたとされる。そして、ヒンディー語映画が最も好んで映画の題材とす...

Ship of Theseus

 ギリシア哲学に「テーセウスの船」というパラドックスがある。テーセウスはギリシア神話の英雄で、怪物ミーノータウロスを退治したことで有名だ。そのテーセウスが乗っていた木製の船は、彼の死後も保存されていたのだが、時が経つにつ...

Sixteen

 2013年7月12日公開の「Sixteen」は、16歳の少女3人を主人公にした青春群像劇である。実はインド映画では意外にこの種の映画は少ない。

Bhaag Milkha Bhaag

 先日、ヒンディー語映画界でもっとも権威のある映画賞であるフィルムフェア賞が発表された。インドに住んでいた頃は毎週ヒンディー語映画を観ていたため、フィルムフェア賞にノミネートされるほど重要な作品くらいは全て鑑賞済みである...

Lootera

 現在のヒンディー語映画界で最も注目すべきはアヌラーグ・カシヤプ監督とその周辺の映画人たちである。最近の新しい潮流は、必ずこの界隈から生まれて来ていると言っても過言ではない。アヌラーグ・カシヤプが何らかの形で関わっている...