Lajja

3.0
Lajja
「Lajja」

 2001年8月31日公開の「Lajja(恥)」という映画を観た。家を出ようとしたら丁度大家さんの息子スラブが学校から帰ってきたところで、一緒に映画を観に行くことになった。チャーナキャーという映画館へ行き、チケットを買った。リアストールで75ルピーだった。

 「Lajja」はビハール州を舞台とした、女性問題がテーマの重い映画だ。キャストが非常に豪華で、ジャッキー・シュロフ、アニル・カプール、アジャイ・デーヴガーン、マニーシャー・コーイラーラー、マヒマー・チャウダリー、マードゥリー・ディークシト、レーカー、ソーナーリー・ベーンドレーなどである。特に女優が5人も出てるのがすごい。はっきり言って、女性が主役の映画だった。監督はラージクマール・サントーシーである。

 ジャッキーとマニーシャーは夫婦で、アメリカに住んでいたのだが、ジャッキーは全然妻を顧みない男だった。それに嫌気がさしたマニーシャーは一人でインドに帰ってしまうが、その間にジャッキーは交通事故に遭い、子供を作れなくなってしまう。それと同時にマニーシャーが妊娠していることが分かり、ジャッキーはその子供を何としてでも手に入れようとするが、マニーシャーは拒絶し、自分の娘を夫に渡すまいと逃走する。その逃走の間に、夫と問題を抱えたいろいろな女性と出会い、インド人の女性が置かれた立場に反感を覚えていく。「女性は子供を作る機械ではない」という最後の言葉がこの映画の全てを語っていた。ただの娯楽作品ではなく、ちゃんとメッセージの込められた映画で感心した。インド映画も新たな段階に到達して来たように感じた。あと、ちなみにマードゥリーは美しかった・・・!